おカイコさま800頭の迫力。


こんにちは、ZONOです。

またおカイコさまの話を。

前回でおカイコさま(カイくん&イコちゃん)は成虫になりました。

この成虫は羽はあるのですが、体のサイズに対して小さ過ぎるので飛ぶことはできません。

飛べないどころか、口も退化してしまっていて、物を食べることもできません。

ネット上では「この生き物は生きる気があるのか?」と言われているくらいです。

その成虫は、オスとメスが生まれた段階ですぐに交尾をします。

余談ですが、放っておくとこの交尾は三時間ほどつづくので、養蚕農家の方は途中で引き離すそうです。

ここから、重要なことだが止む無く省略する、という意味の「割愛」という言葉が生まれたそうです。
(愛を割る、というのも面白い表現ですね)

さて、交尾し終わったメスは卵を生みます。

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こんな感じ。

卵を産み終えると、一週間くらいで成虫はその命を終えます。

いままでご苦労様でした、カイくん、イコちゃん。

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そして数日すると、卵の中に黒い点が出来てきます。

これが頭になります。

さらに1、2日すると・・・

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生まれました!!

二代目カイくん、イコちゃんの誕生です!

このおカイコさまの赤ちゃんはとっても小さくてアリのようなので、蟻蚕(ぎさん)と呼ばれたり、毛がいっぱい生えているので毛蚕(けご)と呼ばれたりしています。

どのくらい小さいかというと・・・

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このくらい。

写真は人差し指の上に乗っているところです。

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さらに数日立つと、まだ小さいですが、体が白くなって見た目がおカイコさまっぽくなってきます。

で、ここからどんどん大きくなって、

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最終的にはこのくらいになります。
(写真は小指です)

大きいもので8cmくらいありました。

このおカイコさまたちが何頭くらいいるかというと・・・

一つの成虫のつがいが産む卵の数を一蛾(いちが)と言うのですが、平均して500粒くらいだそうです。

そこで、うちのカイくん、イコちゃんが生んだ子供たちの数を数えてみたら、

なんと789頭もいました・・・

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写真に写っている足との比較でどのくらいいるかがお分かりいただけるでしょうか。

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エサも当然足りなくなってきて、10kgぶん買いました。

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おかげさまで、この夏冷蔵庫がおかいこさまのエサで占領されてしまったという・・・。

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みんないつもおなかをすかしていて、めしくれ~と言っているように見えます。

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10kgあっても、途中から足りなくなってしまい、せっせと桑の葉をとりにいきました。

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800頭近くいるとフンの量もハンパないです。

最終的に2kgぶんのフンが取れました。

このフンでフン染めをしました。

またいずれアップする予定です。

また、800頭いるとフン掃除が大変で、家族総出で毎日1~2時間ほどせっせと掃除していました。

手伝ってくれた家族ありがとう。

生き物を飼うのは大変ですね。


そうこうしているうちに、繭になり始めたやつが出てきて、

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繭を作りやすいように「まぶし」に移しました。
(まぶしとはおかいこさまが繭を作りやすいようにする容器のことで、個室タイプの物や、写真のようにネットタイプのものなどいろいろ工夫できます)

そして、ついに!!

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繭が取れました~~!

ここまでの苦労が長かった・・・。

800頭全部が繭になれたわけではありませんが、それでもかなりの繭を取ることができました。

このあとは、糸繰りしたり、真綿にしたりしてみようと思っています。



最後に、おかいこさまの二代目を育てることについて。

いろいろ調べたところ、本来は自分のところで生まれた卵を育てるのはお勧めできない、とのことです。

近親交配になって、種が弱くなり、病気にかかりやすくなったりするからです。

実際、うちの二代目カイくん、イコちゃんも、眼状紋という模様がないやつがいたり、繭が極端に小さいやつがいたりと、色々な変化が出ていました。


ですので、おカイコさまを育てたい方は、やはり一代目、せめて二代目までにとどめておくのが良さそうです。


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